
レジ前物販は、店舗の売上アップにつながる取り組みとして多くの施設で導入されています。
しかし、「商品を並べれば売れる」というものではありません。
私たちはこれまで、インターネットカフェやカラオケ店、ホテルなど、さまざまな施設のレジ前物販に携わってきました。
今回は、その経験から見えてきた「売れる売場づくりのポイント」をご紹介します。
レジ前には、物販に適した理由があります。
まず、お客様が入店時に必ず通る場所であることです。
「充電ケーブルを忘れた」「歯ブラシが必要」「コンタクト用品が欲しい」など、利用前に必要な商品は、その場で購入されるケースが多くあります。
また、レジ前は店内でも目につきやすく、お客様が商品を認識しやすい場所でもあります。
さらに、新たに売場を設けるために客席を減らす必要がなく、比較的小さなスペースでも売場を作りやすいことも大きなメリットです。
レジ前物販は、さまざまな業態で導入されています。
インターネットカフェ
カラオケ店
ホテル
どの業態にも共通しているのは、「忘れた」「あったら助かる」というニーズに応えられることです。
急に必要になったものをその場で購入できるため、お客様の満足度向上にもつながります。

これまでの導入実績では、次のような商品が比較的よく売れています。
スマホ充電ケーブル
歯ブラシ(繰り返し使えるタイプ)
タオル(繰り返し使えるタイプ)
コンタクト用品
USBフラッシュメモリ
これらの商品に共通しているのは、「忘れたときにすぐ必要になること」と、「その日だけでなく、その後も繰り返し使えること」です。
例えば、使い捨ての歯ブラシやタオルではなく、自宅や旅行先でも継続して使える商品は、お客様に「買ってよかった」と感じてもらいやすく、比較的購入につながりやすい傾向があります。
レジ前物販では、単に「今必要だから買う」のではなく、「この先も使える価値があるか」という視点も、商品選びの重要なポイントです。

一方で、導入実績から見ると、あまりおすすめできない商品もあります。
スナック菓子は手に取りやすく人気の商品ですが、油を使った商品は賞味期限が比較的短いため、在庫管理には少し注意が必要です。
売れ行きや補充のタイミングを見ながら商品を入れ替えるなど、ロスが出にくい運用を意識すると、より導入しやすくなります。
「欲しい」というリクエストの声はありますが、実際の購入まで至るケースは多くありません。
貸出用として準備しておく方が、お客様満足度も高く、管理もしやすいケースが多く見られます。
宿泊施設では需要がありそうに思われますが、実際には洗面台で簡単に洗って再利用されるお客様も多く、販売数は意外と伸びない傾向があります。
POPは情報を詰め込みすぎず、価格を分かりやすく表示することが重要です。
「いくらなのか」が一目で分かるだけでも、購入率は変わります。
売りたい商品は、お客様の目線の高さへ。
また、充電用品、アメニティ、タオルなど、ジャンルごとにまとめて陳列すると売場全体が見やすくなります。
さらに、商品は手に取りやすい状態で展示することも重要です。
盗難を心配してショーケースに入れてしまうと、購入率が下がるケースも少なくありません。
どうしても盗難が気になる場合は、商品カードを展示し、レジで商品をお渡しする方法もおすすめです。
商品数が多すぎると管理が大変になるだけでなく、お客様も意識がそれて、選びにくくなります。
まずは10点程度からスタートし、売れ筋を見ながら入れ替えていくのがおすすめです。
レジ前物販は、「ついで買い」が中心です。
そのため、価格帯は1,000円以内の商品が比較的購入されやすい傾向があります。
また、ディスカウントショップやドラッグストアと価格競争をする必要はありません。
「今すぐ必要だから購入する」という価値を提供することが、レジ前物販では重要です。
パイン・クリエイトでは、商品のご提案だけでなく、
売れる商品の選定
レイアウト提案
POP制作
商品カードの作成
売場づくり
まで含めてサポートしています。
「何を置けばいいかわからない」「まずは小規模から始めたい」という場合も、お気軽にご相談ください。


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執筆:株式会社パイン・クリエイト 高村
レジャー業界35年以上の実績を持つ株式会社パイン・クリエイトにて、カラオケ・ホテル・インターネットカフェ向けの商品提案や開発を担当。